梅雨の晴れ間を狙って、毎年恒例のお芋掘りをしました。
場所は我が家、マンションのバルコニーです。
今を遡ること数ヶ月、4月の上旬に・・・「あ、ジャガイモ植えるの忘れてた!」と近所のホームセンターまで自転車を飛ばし、ジャガイモの種芋を探しに行きました。
ジャガイモのタネは種芋(たねいも)というものを買って植えつけます。種芋といってもスーパーで並んでいるジャガイモと全く同じ見た目で、どちらがどちらかは判別不能です。
ではスーパーのジャガイモを植えればいいんじゃ・・・という話になりますが、種芋は植物防疫法に基づいてきちんと検査、管理されたウイルスにかかっていないものなんですね。
4月上旬といえばジャガイモの植え付けの適期にギリギリであったため、すでに種芋売り場はホームセンターの端っこに追いやられていました。
しかも普段であれば家庭菜園用に5~6個の種芋が入ったものが売っているはずなんですが、もうすでに農家用の20個入しか売っていません。
自宅のプランターの数を考慮すると、どう考えても多すぎる・・・
まあでも、せっかく来たんだから買っていくか・・・余ったら捨ててもいいし。
と言うわけで、「男爵」と「メークイン」の合計40個をリュックに背負い家に向かいました。重い・・・
袋栽培
さて自宅に戻り、ありったけのプランターをかき集めても3つしかありません。
これではどう考えても買ってきた種芋のほとんどを捨てることになってしまう・・・
そこで過去に肥料などが入っていた袋を倉庫から掘り出してみると、使えそうなものが10袋ほど出てきました。
いわゆる「袋栽培」です。よしこれで行こう!
ジャガイモを植え付けるときには1週間ほど太陽に当てて「芽だし(めだし)」という作業をするんですが、今回はせず。
さらに種芋は切らずに丸ごと植えつけるという、例年とは全く違ったやり方をしてみました。
40個すべてを強引に植え込んだ我が家のバルコニーは、2ヶ月も経つとほぼジャングルと化していました。
ジャガイモの葉っぱは独特のおどろおどろしい濃い緑色をしており、室内から見ると異様な光景に映ります。
異例ずくめの今年のジャガイモでしたが、例年との一番の違いがあったのです。
実は、花が咲かなかったのです。
大豊作
ジャガイモは例年5月頃にかわいらしい花を咲かせます。男爵は白い花、メークインは紫の花が咲くんですね。
ところが今年はメークイン2株ほどが開花しただけで、他のほとんどの株が花をつけませんでした。こんなことは今までになかったことです。
多少の不安を感じながら梅雨入りとなってしまい、あれよあれよと収穫がのびのびとなっていました。
葉っぱが枯れ始めた6月下旬。2日連続晴天となった時にお芋掘りを決行したわけです。
畑で収穫する場合は、鍬を使って土全体を持ち上げてひとつひとつ拾って収穫するんですが、プランターや袋栽培の場合はやり方が違います。
あらかじめ大き目のビニールシートを敷いておき、その上にプランターや袋をひっくり返すのです。
ひっくり返した土の中から、軍手をした手でジャガイモを探り当てていくのですが、これがめちゃくちゃ楽しい!
あ、あったー! またあったー! おーこれでかいぞー! 何だこれ?コガネムシの幼虫かーい! うわこれちっちゃ! これまたでかー!
数えてみると、大小合わせて260個ほどのジャガイモが収穫できました。うれしー!
新じゃが
採れたジャガイモはいわゆる「新じゃが」といわれるもので、皮が薄くて黄色で水分が多いので、皮ごと食べるとねっとりして絶品です。
このジャガイモを数ヶ月貯蔵して乾燥させたものが、私たちがスーパーでよく見かける茶色で皮が厚いジャガイモなんですね。
直径3cmくらいのちっちゃい男爵とメークインはなかなかスーパーでは買えないもので、家庭菜園ならではのものです。
そのままシリコンスチーマーに入れてレンジで5分。塩かバターで食べるとウマい! 新じゃがはやっぱりこれです!
お芋掘りって、なんか幸せな行事だなって思います。
たった1個の種芋が、数か月後に10個くらいに増えるんですから。それだけでうれしいのにワクワクドキドキが加わってさらに楽しい!
そういえばジャガイモのプランター栽培の場合、掘って収穫するわけではないので「お芋掘り」とはいい難い。
強いて言えば「お芋ひろい」というべきか。いや「お芋さがし」はどうだろう・・・
ちなみに収穫後の土は、再びすべてのプランターと袋に戻していきます。
そして現在、すべての袋にサツマイモの苗がスクスクと育ち、あと1カ月もするとまたジャングルになる予定です。
11月頃、また「お芋ひろい」が出来ることを楽しみにしています。


