普段から手帳用に愛用している4色ボールペン。
安物使いの私としてはかなり高額な部類に入るドイツ製のものです。
最近ソファーで予定や日記などを書くことが多く、ややもすると横になったまま書いたりしてしまいます。
ところがこのペン、デザインは申し分ないのですがツルツルツルツル滑るのです。
しっかりと机に向かって書けばいいのですがダラダラと書きたい気分の時もあります。
リラックスがてら横になって書いたりすると筆跡が安定しなかったりツルっと滑って行方不明になったりするのです。
姿勢を取るか・・・ペンをとるか・・・
熟考の末、姿勢を選択! ペンをお蔵入りにしその替わりにグリップのいいボールペンを使う事に一度は決心しました。
でも・・・惜しい・・・気に入っているペンなのに・・・
そこでひらめきました。「ペングリップ」というものがあったはず!
プニュグリップ
早速ネットで調べてみると雑貨店や100均で買えるようでした。
その商品は「プニュグリップ」というもので商品画像を見てみると私が求めていたものに近いことを確認できました。
でもラベルをよく見ると「右手用」と書いてあることを発見。
右手用? さらに検索するとやはり「左手用」もあるようです。
どうやらこの商品、鉛筆を正しく持てるよう練習するためのグリップのようなのです。
ふんふんなるほど・・・と深く考えずに近所の文房具店に向かいました。
100均ショップではなく専門店に行ったのは左手用を確実に買うためでした。
ショップ内のペンコーナーにたどり着き探すも・・・ない。
鉛筆コーナーかと周りを見渡すも・・・見当たらない。
店員さんにも聞かずお店の中をひと回りしてみることにしました。
辞書と電子辞書
調べ物をするときに「辞書」を使うかそれとも「電子辞書」を使うかという問題があります。
電子辞書はピンポイントで単語を調べられて時間も早い。
一方で辞書は時間と手間はかかるものの調べる過程で目にとまる他の単語を見ることが出来たり図説を眺めたりと目的外のことで楽しめます。
私はどちらかというと「辞書派」で目的のページにたどり着くスピードを一人で競ったり、同じページの他の単語の説明を読んだりと寄り道を楽しむタイプです。
私にとってお店で店員さんに商品の場所を聞くことは「電子辞書」、自分で探す方法は「辞書」に近い感覚です。
今回も店内を回りながら懐かしい文具を見つけたり新商品を研究したり・・・
すると意外なコーナーでプニュグリップを発見しました。
「子供コーナー」です。まあ言われてみればそりゃそうか・・・
左手用もめでたく在庫がありひとつゲットし帰宅しました。
ところがこの商品、ただのグリップではなかったのです!
文字が書けない
この商品の中には色違いのグリップが4個入っています。ピンク、黄、緑、青。
さすがにドイツ製ペンにピンクはないので無難な青を装着してみました。
おーこれはいい感触! なるほど文字通りプニュグリップだ! これ以外のネーミングがあろうはずもない!
パイロットのドクターグリップシリーズの感じですね。
さっそく字を書いてみようとするもうまく書けない・・・
よく観察してみるとグリップの3か所にくぼみがついておりペンを支える「人差し指」「中指」「親指」を置く場所が決められているようです。
商品タグに「左手の正しい持ち方」という写真が載っているのでそれを参考に指をのせて書いてみると・・・
まさか・・・まったく字が書けない!
ペン先に力が伝わらず筆跡が震えて文字が流れてしまうのです。
衝撃の結論・・・「ペンを正しく持っていなかった」という事実を知らされたのです。
指ハート
写真をよく見てみると3本の指をペンの1か所に集中させほぼ垂直近くにペンを立てて握っています。
以前の私の持ち方を見てみるとペンがかなり横に寝ていてかつ親指が上にずれているため横から見ると人差し指と親指が直角に交わっておりSMS画像でよく見かける「指ハート」のようになっちゃっていました。
以前から筆圧が強いたちで長時間書いていると指と肩が痛み出したのはこれのせいだったのね。
この日から私は「ペンの正しい持ち方の鬼」となり日々血のにじむ努力を重ねました。
するとどうでしょう、3日目くらいから文字の形が整いだし1週間程度できれいな字が書けるようになり書いても書いても疲れなくなっていったのです!
きれいな字というよりは「作家の筆跡」に近づきだしたのです。
テレビや資料館でよく見る作家さんの直筆の文字、力が抜けていて味がありますよね。
1日に何枚も原稿を仕上げる作家さんは力を抜く技術が必要なわけで必然的にあんな文字になるんだと思います。
たったの100円で人生にかかわる経験が出来たこと、費用対効果抜群です。
ペンの持ち方、みなさんも一度見直してみませんか?


