世の中にはひとりで仕事をしている人がたくさんいます。
個人事業主であったり、いわゆるフリーランスの方も含まれます。
とは言え、個人事業主といっても事務員を雇っていたり、フリーランスでもアルバイトを雇っていたりすることもあります。
一概にこれらの方を「ひとりで仕事」と決めつけるわけにもいかないわけです。
私の場合、一人会社(いちにんがいしゃ)といって、私ひとりしか社員がいない会社に勤めています。
ということは、結論として・・・
一日中、ひとりっきりなワケです。
そうすると必然的にややおかしな言動、現象がむくむくとわき上がり、一人で笑ってしまうことがあるんです。
そこで今回は「一人会社あるある」としていくつかご紹介してみたいと思います。
独り言が多い
まあ、これです。ご想像の通り。
とはいえ私の場合、ついうっかり独り言を発してしまう、という感じではないんです。
1日中事務所で仕事をしていると、しばらくの間まったく声を発していないことに気づく瞬間があります。
その時に、滞った空気を打開するために、ため息がわりに何かひとことを発する、という感じでしょうか。
仕事の集中力が切れ始めた午前10時頃におもむろに立ち上がり、「んーなるほど」などと発してしまうんですね。
これが全く役に立たない不要な言葉であることは明白で「なにが『なるほど』やねん!」ともう一人の自分がツッコむわけです。
同様に「んーっと」「さてと」はまだマシなほう。
「そうくるかー」「だよなー」「ほーほー」などとコーヒーを入れながらブツブツとつぶやいてるんですね。
ハンドクリームを塗ると
電話がかかってくる
もう、ウナギのつかみ取り状態なわけです。
不思議なことにたっぷり塗れば塗るほど電話がかかってくる。それもすごい高確率で。
ドキドキしながらぬりぬりしていると・・・はいー来たー、って感じ。
これ、何でなんでしょうね?
両手で受話器をしっかりとつかみ、震える手で通話するシチュエーションは、サスペンス映画のワンシーンをほうふつさせます。
電話を切ると息が上がっており、ちょっとした緊迫感が味わえます。
んーばかばかしい・・・
電話で声色を変えたくなる
電話が1回線しかないのでいろんな営業電話がかかってきます。
業務に関係のある内容のほかにも、全く関係のないものも少なくありません。
「担当の方はいらっしゃいますか?」
「社長さんはいらっしゃいますか?」
この時に「少々お待ちください」と言って「はい、お電話かわりました」と声色を変えて一人二役をしてみたい激しい欲求に駆られるんですね。
一度でいいからやってみたい!
でもバレたりしたら大恥をかきますし、なにより自己嫌悪で立ち直れないでしょう。
「担当はいま不在です」という逃げ口上も非常に危険で、後日かかってくるまでに声色の完成度を上げておく必要があります。
そんなこんなで「はい、私が担当です」と言いながら声色を変えたいという欲求と日々戦っています。
従業員数がはずかしい
定期的に自社の情報を書く機会が訪れます。
口座開設やアンケートなどで「従業員数」を書かなければならないことがよくあります。
ここでチェックボックスを選択する場合、「1~10名」などにチェックするので問題なし。
ところが記入式の場合、「1名」と書かなければなりません。
これが地味に恥ずかしいんです。
たまにお店の受付で店員さんと対面で記入する機会があります。
すると「従業員数」のところでペンが止まることがあるんですね。
動きの止まった震えるペン先を見たお店の方に「あ、従業員数はわかる範囲で大丈夫です!」と笑顔で言われてしまう。
これが私のハートにとどめを刺します。
もう書けません。1名なんて・・・
パッと見「7」に見える「1」を書いてごまかしたりなんかしたら、それこそ自己嫌悪ハンパないわけで。
結局「5名」と書いてしまう自分。
出社の挨拶がビミョー
「おはようございまーす」
シーン・・・
当たり前な話なわけで、わかりきったことなんですが、ビミョーにさびしいわけです。
そこはかとなく、じわじわと、胸が締め付けられる感じ。
当初は2,3カ月で慣れるだろうと思っていましたが、1年経っても全く慣れません。
「行ってきます」などは涙ものです。
「ただいま」などは嗚咽ものです。
会社の同僚というものはありがたいものだったんだなぁ、と再認識しています。
ポテチが食べたくなる
外が暗くなり電気をつけて残業に突入するタイミング。
小腹が空きだすと、なぜかポテトチップスが食べたくなるんです。
それ以上でもそれ以下でもなくポテトチップスなんですね。
でも過去に一度も食べたことはありません。
一度でも食べたりしたら、毎月→毎週→毎日になることを恐れているからに相違ありません。
自分の事は自分がよく知っており、たぶん・・・箱買いしますね。
魅惑の理由は味もさることながら、手が汚れるという背徳感も見逃せません。
お皿に出して箸で食べる流派も存在しますが、それではあまり食べたいとは思わないんですね。
職場でポテチの袋に手を突っ込んで食べる行為に魅力があると分析していますがどうでしょうか。
「土曜日は可」にしちゃおうか、とささやく悪魔。
「ダメダメ!」とひとりで小芝居をする毎日です。


