給湯器壊れる

月曜日の夜。いつものようにお風呂に入り、いつものように髪を洗っていた時のこと。

シャワーのお湯が徐々に冷たくなり始めました。

ま、よくあること・・・と。しかし待っても待っても水のまま・・・

後ろを振り返り給湯リモコンを見てみると表示が消えて画面が真っ黒になっていました。

状況を理解できず頭からシャンプーの泡を滴らせたままフリーズ。しばらくボーっとしたまま水に打たれていました。

ようやく我に返り湯船のお湯を使うという画期的な方法に気づくまで3分程度かかりました。

放心状態で着替えを済ませて家中を点検してみるとどうやらすべてのお湯がとまっている様子。

翌日の朝イチでガス会社に連絡すると当日中に来てくれるとのこと。

その日の夕方に担当の方が来て家中を点検してもらいました。

「給湯器の寿命ですねー」

・・・さてどうしよう。

ガス会社さんとのギリギリの交渉の結果、納期1週間で交換出来ることになりました。

さてこの1週間をどう切り抜けるか・・・ 思いつく選択肢は3つ。

1.周辺の銭湯を毎日使う
2.体を拭いてやり過ごす
3.水風呂でやり過ごす

2.3.のやり過ごす系はどうも気が進まない。ほぼ罰ゲームだ。

幸い徒歩圏内にスーパー銭湯がありますが、かと言ってスーパー銭湯は1回1000円と高額で毎日はさすがにきびしい。

そこで思いついたのがたまに行くフィットネスジムに付属の簡易シャワーです。ここなら年パスを持っているので無料で使用できます。

結論・・・

火:スーパー銭湯
水:ジム
木:ジム
金:スーパー銭湯
土:ジム
日:スーパー銭湯

よしこれでいこう!

最終日の日曜日はジムでもぜんぜん良かったんですが、1週間頑張った打ち上げというかご褒美というか、風呂上がりに生ビールを飲みたくてスーパー銭湯にしました。

最終日のスーパー銭湯はまだ明るいうちに入館し、露天の温泉湯にゆっくりと浸かりました。

いくつかある外風呂を順番に入った後、火照った体を冷ますためにリクライニングチェアに横になり空を見ていました。

青い空にカモが2羽まっすぐに飛んでいく。ツバメが2羽交互に弧を描いている。

まるい雲が2つ浮かんで日暮れが近づく空の赤みをうっすらと映している。

あー日々の疲れやストレスが消えていく・・・なにもかもが消えていく・・・

「これはこれでアリだね」給湯器の故障もたまには悪くない。

ところでこういう状況ならサザエさんの浪平ならどんなことわざを言うだろうか? 「怪我の功名」か? それとも「災い転じて福となす」か? 夕空を仰ぎながらそんなことをボーっと考えていました。

風呂上がりに生ビールを中ジョッキで飲みながら、明日からは自宅でお風呂に入れるありがたみを実感。明日からまたがんばるかー!

「終わり良ければすべて良し」だな・・・

耳元で浪平の声が聞こえた気がしました。

窓の外は夕焼けが落ちて非日常の週末が終わろうとしていました。

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