三浦ジオサイト~カピバラ♡/1

昨年末に実現した、私にとって生まれて初めてのカピバラとの対面。それはそれは素晴らしい体験でした。

如何せん、30分もの長きにわたりカピバラが微動だにしないという悲運に見舞われたことは私の心の傷として残っており、いつの日かリベンジしたいという静かな炎は私の中に燃え続けていました。

春の気配を感じ始めた3月下旬。暖かい南の海を目指して出かけてみようかとGoogleマップをさまよっていました。

「三浦半島の先端まで行ってみようかな・・・」と周辺のランチスポットを探していると、その途中の横須賀市に「ソレイユの丘」というスポットを発見。公式サイトを見てみると動物園があり、なんとカピバラがいるではないか!

さっそくカピバラ好きのバイブル「カピバラ大好き」サイトで調べてみる。「ふれあい:可、えさあげ:可、お風呂:あり」との記載。えさあげ可とな! うそっ夢のようだ!

と言うわけで三浦半島の城ヶ島を巡りつつカピバラと触れ合う日帰りバイクツーリングを決行することになりました。

大興奮で眠れぬ夜が明け、朝5時のまだ薄暗い中を出発。暖かくなったとはいえまだ3月の朝は想像以上に寒くもう一枚重ね着をすればよかったと後悔しました。

それでもハートはホットで体感の寒さを凌駕していました。ついにカピバラをなでなで出来るのかー

カピバラに会いたい気持ちを抑え三浦半島の城ヶ島に向かいます。

「城ヶ島(じょうがしま)」は三浦半島の南端に位置する神奈川県最大の島で多くのジオサイト(地質・地形に関する自然遺産)がある観光地です。

城ヶ島大橋をわたり城ヶ島公園の駐車場に着いたのが朝8時。まだ観光客もまばら。かなりの強風がふいておりまっすぐ歩くのもままならない。

島の東端まで歩いてみる。風にあおられよろめきながら10分ほど歩くと「安房埼灯台(あわさきとうだい)」が現れます。芝生の広場から細い道をうねうねと降りていくと島の東端の海岸に降りることができます。

岩だらけの海岸線は言葉を失うほどの荒々しさ。これっていったい何千年前の姿なんだろう・・・

強風にあおられながら波しぶきと水平線、青い海と空を眺めていると地の果てに取り残されたような恐怖感で足が震えます。今はいつの時代なのか? ここはどこなのか? 自分は誰なのか? 一瞬頭が混乱する感覚にとらわれます。

太古の人たちはこの地に立って海の向こうには何があると思っていたのだろうか・・・

Googleマップで現在地を確認してみると東の方向には海を挟んだすぐ近くに房総半島があります。地図上では目と鼻の先と言えるほどの距離でしたが、実際にその方向を見てみると何も見えません。

地図と実際とではこんなにも違うのか・・・ こんな大自然の中に佇んでいると人間ってとてもちっぽけな生き物なんだなあと実感します。足元を動いている小さな貝と何ら変わらない。

ポケットからスマホを取り出し強風に持って行かれそうになりながら海の風景をなんとか1枚撮りました。なぜか涙がこぼれました。

背中に何かの力を感じながら駐車場を目指しました。

城ヶ島を後にしてソレイユの丘を目指します。ここから20分程で着くらしい。

バイクで北を目指しながら考える・・・こうもやすやすとカピバラと触れ合っていいものだろうか。カピバラ歴まだ2回目なのにエサやりをしたりさわったりしたらバチがあたらないだろうか。もっと遠くから眺めるところを数回経験するような下積みを重ねてからこの体験にたどり着いた方がいいんではなかろうか・・・

いや待て待て、前回はカピバラが全く動かなかったから次回は時間帯とか天候とかを研究してからリベンジしようと決心していたのに今回もまたノープランで来てるではないか・・・カピバラのチャームポイントと言ってもいい「耳プルプル」すら見れなかった前回をあれほど悔やんでいたんではないのかよ自分!

・・・なんていう間に到着。時計を見ると10時を回っていました。

神奈川県横須賀市にある「長井海の手公園 ソレイユの丘」は食べる、遊ぶ、泊まる等ができる公園のようです。入場は無料。それぞれのアトラクションに入るためには有料チケットが必要らしい。なるほど。

カピバラは園内の「アニマルヴィレッジ」という所にいるのかー・・・はやる気持ちを抑えながら園内を歩きます。

両側には白や黄色の花が咲いた花壇。遠くには観覧車が見えます。たくさんの家族連れ。肩車をしたり手をつないだり。幸せを絵にしたような風景がパノラマに広がります。ついさっきまで見ていた孤独の風景とは正反対。

アニマルヴィレッジに到着。800円のチケットを買う。緊張のあまり200円のお釣りを取り忘れる。

ヴィレッジ内の「のんびり広場」というところが目的地だ。ここにいるはず!

いた! 3頭いる! メチャ動いてる! なんかスゴイ食ってるぞ!!

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