週末、仕事のため東京・銀座を訪れました。
2時間ほど時間が空いたので、「銀座駅」から「築地駅」まで歩いてみることにしました。
「晴海通り」沿いの一本道で、東京メトロ日比谷線で2駅分の距離になります。
軽い足取りで銀座駅の「A1」出口から地上へ出ると、いきなり日本一有名と言っても過言ではない「銀座四丁目」交差点前に立ちます。
「晴海通り」と「銀座通り」の交差点なのですが、この場所は何度来ても初めて来たときと同じ感動を覚えます。
「おー銀座だ!」っていう感じ。
交差点4つ角のすべての建造物が銀座を象徴するもので、「銀座和光の時計塔」「銀座三越」「銀座プレイス」「三愛ビルと鳩居堂本店」。
ちなみに銀座和光のお隣にある「山野楽器銀座本店」は、土地の値段が7年連続で日本一の場所です。
2022年の公示価格で1平方メートルあたり5,300万円! ってどゆこと!?
いつもは「鳩居堂(きゅうきょどう)」でお香などを物色するのですが、今回はスルーし築地を目指します。
歌舞伎座
両サイドに高層ビルが立ち並ぶエリアを少し歩くと、やや広めの歩道に変わり視界が広がります。
するともう「東銀座駅」前。ひと駅の距離短すぎでしょ!
「三原橋交差点」を抜け、「昭和通り」を通過するとすぐ左手に目を引く建物、「歌舞伎座(かぶきざ)」が見えてきます。
道路を挟んだ反対側の歩道から、多くの人が写真を撮っています。
私が以前に観劇した時は先代の建物で、新しく建て替えになる直前だった気がします。
現在の歌舞伎座外観を説明するならば、超高層ビルの下にお城がくっついたと表現するのが一番わかりやすいかも。
テレビで見るのと現場で見るのとでは全く違っていて面白いです。
おっと忘れてはいけない、岩手県のアンテナショップ「いわて銀河プラザ」が歌舞伎座の正面にあります。
ここでは私の骨肉と源となっている「南部せんべい」や「盛岡冷麺」「じゃじゃ麺」「わんこそば」などを買わずにはいられません。
しかし今回は心を鬼にしてスルー。築地を目指す。
銀座から築地へ
ちなみに「いわて銀河プラザ」から入った道路は「木挽町通り」という名前、その先で「みゆき通り」にぶつかります。
こういう地名などに歴史を感じることが出来るのが、いわゆる「銀ブラ」のいいところです。
首都高速道路の上を交差するように「万年橋東」交差点を抜けると、次第にオフィス街の様相を呈するようになります。
ここから住所が「中央区銀座」から「中央区築地」に変わるのですが、築地らしい「質実剛健」な雰囲気に変わるのがよくわかります。
寿司屋がちらほら登場し、「築地四丁目」交差点を抜けるあたりから飲食店が増え始めます。
すると左側に突然、ちょっと異質な建造物と空間が現れます。「築地本願寺(つきじほんがんじ)」です。
インド風のオリエンタルな建築や動物の彫刻、ステンドグラスなどが至る所にあり、仏教のお寺とは思えない雰囲気をたたえています。
入り口がオープンになっており、多くの人が自由に出入りしています。
ウェルカムな雰囲気につられて、ついふらふらと入ってしまいました。
これも何かのご縁と思い、本堂に立ち寄り、ご本尊にご挨拶をすることとしました。
築地本願寺
お寺の敷地内には、これまた意外にもおしゃれなカフェがあり、多くの人がランチを楽しんでいます。
本堂への階段を登りきると、外観とは一変した伝統的なお寺の佇まいとなり、広大な参拝スペースの先にはご本尊が静かにおられます。
広大な参拝スペースには数えきれないほどのイスが並んでおり、自由に出入りをすることが出来ます。
私もイスに腰かけて目を閉じてみました。
ゆったりとした時間が流れます。
周りには読書をしている人、手を合わせている人、それぞれの時間を過ごしています。
はるか前方で黄金に光っている阿弥陀如来、私のような門外漢も受け入れてくださる度量の深さを感じました。
『・・・こんな時間も人には必要なんですよ・・・』
僅か5分ほどでしたが、身体も気持ちも軽くなった気がしました。
スズメが遊ぶ芝生を抜けて、お寺を後にしました。
築地場外市場
お寺を出て晴海通りの反対側に渡るとまたまた雰囲気が一変、「築地場外市場(つきじじょうがいしじょう)」です。
日本の台所、築地市場は2018年に豊洲市場に移転したため、市場の周辺にあった一般客向けの店舗のみ「築地場外市場」として賑わいを続けています。
この日は日曜日だったので休業のお店が多かったのですが、それでも多くの人でにぎわっていました。
行くとまず思うのが「すしざんまい多すぎ!」ってこと。いったい何店舗あるんだろ?
マグロの初セリで社長が活躍していることで有名なお店ですが、このあたりも広告戦略なのでしょう。
飲食店をはじめとして、食材、調理器具、看板など、ディープなお店も多く、見るだけでも楽しめます。
魚介類のファストフード的なお店も多く、店先のテーブルでイカの一夜干しをつまみにホッピーを飲んでいる姿にいたるところで遭遇します。
ここで銀座に戻る時間となり、焼き魚のいい匂いを振り払うように築地を後にしました。
それにしてこの「晴海通り」は濃かった! 「おしゃれ」から「静寂」そして「大衆グルメ」へ。
おなかは鳴っていましたが、ある意味でおなかいっぱいな一日。足早に「築地駅」へ急ぎました。


