私はケアマネジャーという仕事柄、外出の機会が多くあります。
そこで重要かつ必須な情報となるのが「晴れるのか降るのか」問題。
私の移動手段は自転車なので、この問題はお金を出しても欲しい情報なのです。
とは言いつつお金は出したくない・・・
というわけで無料のスマホアプリを使って気象情報を確認しています。
アプリはあえて2種類を使用し、今後の天気予想とリアルタイム通知で日々の外出を乗り切っています。
2つのアプリそれぞれの違いを確認し、レインコートの有無を判断しています。
またそのアプリでは河川のライブカメラ映像を見ることができるため、予定の出先が現在晴れか雨かをリアルタイムで確認できるので非常に助かっています。
先日私がよく通る橋にもライブカメラが設置されていることを発見! ほーこんなところにもあるのかー
そこである欲求がむくむくと沸き上がってきました・・・
よし、いっかい自分で映ってみよう!
カメラを通過
実際その場所に行ってみると、カメラと思しきものをすぐに発見しました。
防犯カメラに似た形のものが、高さ3m程の位置に川と橋に向けられ設置されています。
スマホでアプリを開きアングルと方向を確認。うん、ここで間違いない。
なるほどなるほど映像にタイムラグがあるのね。よしよし。
自転車に乗る。カメラの前方から走りだす。ちょっと手を振っちゃう。
通り過ぎてから急ブレーキ。スマホを取り出す。来るぞ来るぞ・・・
あー映った、手を振ってやがるぞ、ハハハ・・・と、ちょっと待てよ・・・
んーなんか思ってたものと違う。違うというかなんというか。
自分ってこんな感じ? もうちょっと颯爽と自転車で走っているつもりだったけど。
なんか・・・背中も丸くなっていて・・・ショックなんですけど・・・
カメラとガラス
私は街中を歩く時、必ずお店のガラスに映った自分を確認します。
猫背になっていないか、首が前に出ていないか。などなど。
もし気になることがあると、ビシッと修正するんです。
これは実際にやっている人も多いでしょう。
ところが今回、自分が動いている映像を見て意外な感覚を覚えました。
なにが違うのかを考えてみると、「視点」と「目線」が違うことに気付きます。
カメラの場合、高い位置からの「視点」になること、そして私の「目線」がカメラを見ていないこと。
たったこれだけの違いで両者は雲泥の差となることを発見しました。
つまり、ライブカメラの方が「素の自分」、ガラスに映った自分は「嘘の自分」なんですね。
そう考えると、自分の普段の姿を確認するためには、ビデオカメラで定点撮影した映像を見る必要があるということなのです。
セルフ研修
よく企業の研修などで「営業役」と「顧客役」に分かれてトークの練習をする「ロールプレイング研修」というもの行われます。
企業によってはロールプレイングの様子を実際にビデオ撮影し、その映像を本人が見て改善に生かすようにしている所もあるようです。
映像を撮られる本人にとっては、これほどイヤな研修はないでしょう。
なぜなら、セリフ回しだけではなく「表情」や「しぐさ」などを客観的な目で見ることが出来るため、自分の嫌なところに目を向ける必要があるからです。
つまり、映像を通すと「自分」を「他人」として見ることが出来るんですね。これ不思議。
自分の中に第三者の目を持つということは、人と接する仕事を生業としている方にとっては必須のスキルです。
私の職業も例外ではないぞ・・・
ということで、事務所の隅にスマホを設置して、仕事中の自分の姿を動画撮影してみました。
10分間ほど撮影し、恐る恐る動画を確認するという恐怖のセルフ研修です。
ところがこの実験、映像を見るまでもなく効果が出ることになったのです。
他人の目を持つ
動画を撮影中は、自分の意識の中で撮影中だと認識してデスクに向かって座っています。これ当然。
すると、疲れて背中が丸まった瞬間に気付くんですね。「あ、いま映ったな・・・」
癖で鼻をポリポリする。「あ、映ったね・・・」
電話がかかってきて話す。「あ、『一応』って何回も言ってる。これ口癖か。映ったかー・・・」
電話を切ってコーヒーを淹れる。「あ、『よいしょ』って何回も言ってる。映ってるなー・・・」
もう映像を見るまでもない。次から次へと自分で自分の姿に気づくんです。
言い換えれば、「映像を撮っていると思う」ことで「他人の目」を持つことが出来るんです。
ということはわざわざ動画を撮影するまでもなく、そう思い込むことで「己を知る」ことが出来るということ。
もし自分の姿を客観的に確認してみたいと思っている方には、ぜひ一度「いま撮られていると思い込むセルフ研修」を強くお勧めします。
・・・さて念のために動画を見てみるか。ふんふん、まぁだいたい思った通りねー・・・げっ! これはヤバイ!
なんと一点だけ気づいていない癖が動画の中にしっかり残されていました。
・・・鼻歌うたってる・・・うそ・・・気づかなかった・・・


