これほど私と相性の悪いものはありません。
郵便ポストには本当に長い間悩まされてきました。
そして泣かされてきました。
人並みの生活をしていく上でもちろん郵便物の投函は欠かせないものです。
ましてや会社員の身としては頻繁に郵便物を投函するシーンがあります。
そんな時・・・忘れちゃうんです。
投函することを・・・。
いや投函が目的であればさすがに忘れる事はありません。
そうではなくて何かのついでに投函しようと思っていると200%忘れてしまうのです・・・
郵送作業
ケアマネジャーという仕事は書類を作成する機会が多くあります。
このデジタル主流の時代であっても紙媒体での作成、保管が基本です。
もちろん行政への提出物はほぼ紙でのやり取りになっており定期的に郵送作業が発生します。
書類を印刷、記入し封入して切手を貼る。
そして退社から自宅までの間に投函しようとデスクのどこかに置いておく。
退社時に封筒を持って途中の郵便ポストに投函完了。
これが基本的な流れなのですがいたるところに罠が潜んでおり油断ができません。
私の場合まず封筒を持って事務所を出るというスタートからつまずくという情けなさ。
しかしこれについては最近ついに克服できました。
封筒を事務所玄関ドアの内側にマグネットで張り付けておくという小学生レベルのアイデアです。
さて問題は郵便ポストへの投函を忘れることなのです。
あっ!
以前会社勤めをしている時代からまともに投函できたためしがありません。
会社から最寄り駅までに郵便ポストが2か所あったのですがどちらもスルーしてしまい電車に乗ってから「あっ!」と気づくのです。
ちなみに電車の中なのに結構大きめの声で「あっ!」と言ってしまいます。
この時の自己嫌悪感は筆舌に尽くしがたく一気にテンションが下がります。
そして必ず思う事は「地元駅前のポストがラストチャンスよあなた!」ということ。
にもかかわらず自宅の玄関ドアを開けたその刹那「あっ!!」となるのが常です。
さっきの2倍の声量です。
そのためどうしても今日中に投函しておきたい重要書類があるときは会社で隣の席の同僚が帰るところをつかまえて拝みこみ投函をお願いするという反則技を使っていました。
情けない事この上なし・・・
このままではいかん! と一念発起し作戦を練る決断をしました。
やっぱり忘れる
まず初めに解明すべきことは「郵便ポストの前を通過するとき自分は一体何を考えているんだろう」ということ。
ポストの前を通過する際の心象風景を把握できれば対策の立てようがあると考え封筒を手に持って帰路につくことにしました。
でも結局これはダメでした。
なんとそれ自体を忘れてしまうのです。
忘れちゃいけないとメモしたこと自体を忘れるヤツに近い情けなさです。
でもここでひとつ気づいたことはポストの辺りで「そういえば何か考え事をしていたなあ」という事です。
頭の中に仕事上の、また私生活上のタスクが渦巻いているとほぼ確実に忘れることに気づいたのです。
なるほど子供のころから確かにそういう傾向はありましたねー。
そこでどんな状況でも忘れず確実に投函できる方法が必要なわけです。
熟慮の末2つの方法を考え付き試してみることにしました。
うびんゆ
まず一つ目の施策。「ゆうびんゆうびんゆうびん・・・と呪文を唱えながら歩く」
これダメでしたねー。
「ゆうびんゆうびん・・・」が途中から「びんゆうびんゆう」となり「うびんゆうびんゆ」となることが気になりだし気づいたら駅に到着・・・
その日はお風呂に入りながら「ゆうびんゆうびん・・・」が耳について困りました。
気を取り直して二つ目の施策。「封筒を口にくわえて歩く」
これもダメでしたねー。
薄暗い中で封筒をくわえて歩いているので白い封筒だけが浮かび上がり前方から歩いてくる人には不気味に映るらしくギョッとした表情をしてすれ違うのです。
ましてやA4サイズの封筒なんか口にくわえていたら何かの妖怪が来たかと思うのでしょう。
それが気になってしまいやめてしまいました。
ところが努力は報われるもの、ほぼ確実に投函できる方法を思いついたのです!
ストレスと逆境
その方法は「退社から郵便ポストまでの時間をあらかじめ計測しておきスマホのバイブで知らせる」方法です。
タイムカードを打ってからポストまでが5分であればタイマーを5分にセットしてスマホを手に握ったまま帰路につきます。
すると多少は前後するもののポスト前でバイブが震えて「おっ」となり投函できるというスグレ技です。
これでめでたく確実に投函できるようになりもう投函忘れはなくなった、と言いたいところですが・・・
人間というものは逆境がないと生きていく希望が無くなる生き物のようで、スマホなんかに頼らずに思い出したい衝動に駆られるようになり毎回思い出せるかチャレンジするようになりました。
元の木阿弥。
でも考え事やストレスを抱えながら歩いているくらいが幸せなんだろうと思って諦めています。
人間をはじめとする動物はストレスがゼロになると死んでしまうと何かの本で読んだことがあります。
適度にストレスを抱え弱い逆風に向かって歩いて行く・・・
明日からまたがんばっていこー!


