0と1

世の中割り切れないことが多く、もっと白黒はっきりしていればわかりやすいのに、と思うことがたまにあります。

ある、ない、の2択、もしくはYes、No、の2択になれば物事がシンプルになるでしょう。

でも融通が利かなくなったりして人間関係がギスギスするんでしょうね。

グレーな部分があることで、クッションが生まれ、潤滑油になっています。

融通が利かないと言えば思い出されるのがコンピュータ。

微妙な表現やあいまいな表現が苦手ですね。

コンピュータのデータはすべて2択で成り立っていることを知っていましたか?

実はデジタルの世界ではすべてのデータが0と1に変換されて存在しています。

パソコンに保存してある画像も音楽も・・・

すべてが0と1に変換されて整然と記録されています。

音楽CDの中身も0と1しか記録されていません。

携帯電話は音ではなく0と1が送受信されています。

イメージ出来ますか?

スイッチ君

私たちが普段使っている数字は10進数です。

10進数とは「1桁に数字が10個たまったら次は桁が繰り上がる数字」のことです。

つまり、0~9までの10個の数字の次は0に戻って一桁繰り上がることを意味します。

なんかこんなことを高校で習った気がしますね。

一方、2進数では、0、1の次は0に戻り一桁繰り上がります。

10進数での「2」は2進数で「10」と表記され、10進数での「5」は2進数で「101」と表記されます。

デジタルの世界では、すべてのデータをこの2進数で処理しているのです。

1桁であれば0と1しかないので2通りの命令を処理できます。

たとえば自宅のリビング入口にある電気のスイッチ。

これはオンとオフの2種類の命令を処理できます。

デジタルの世界では、1桁のことをbit(ビット)と表現するので、あえて言い換えれば、

「電気のスイッチは1bitのロボット」と言い換える事が出来ます。

スイッチ君と名付けてかわいがってもいいくらいですね。

ファミコン

例えば、トランプをデジタルデータで表現するとします。

1bitであれば、トランプのマークの赤、黒のどちらかを表現できます。

ではトランプのマーク、4種類を表現するにはどうすればいいでしょう?

桁数を増やせばいいのです。

例えば、2bitにすると、00、01、10、11の4通りを利用可能となり、それぞれを、ハート、スペード、ダイヤ、クラブと振り分ければマークを表現できることになります。

このようにして、bit数を増やしていけばどんどん処理能力が高くなり、どんどん頭のいいロボットとなっていくことになります。

ちなみに往年のゲーム機ファミコンは8bit、Nintendo Switchは64bitだそうです。

JPEG画像は8bit、音楽CDは16bitです。

8bitは「2の8乗」で256通り、16bitは「2の16乗」で65,536通り、64bitは「2の64乗」で・・・軽い頭痛がしてきます。

なるほど、時代とともに進化しているのですね・・・

あえて退化してみる

私たち人間の処理能力をbitで表現すればどの程度になるのか想像もつきません。

社会は高度な情報社会になってしまっており、それを避けて生きていくことは困難です。

ファミコンのあった時代はただのおもちゃでした。人間より下等なロボットでした。

それがいまやパソコン、スマホなどの人間と対等な処理能力を持ったロボットが登場。

人間と同等の相手と24時間向き合っているため、休まる事なく精神を削られている気がします。

そこで、ストレスを軽減し現代をユルく生き抜くために、意図的に人間が退化してしまうという方法はどうでしょう?

日々の生活上の処理能力、bit数を減らしていくのです。

職場や家庭で相手の発言の裏を考えたり、こんなこと言ったらどう思われるかな? などは高度な処理能力、bit数を必要とします。

このような場面であえて2bit程度のロボットになったように対応するのです。

そうすると対応能力が4パターン程度しかないため、細かいことを無視せざるを得なくなります。

当然、空気が読めなくなり、忖度できなくなり、どんどん考え方がシンプル化していきます。

明日へのスイッチ

判断基準をシンプル化するのもお勧めです。

好きか嫌いか、カッコいいかカッコ悪いか、気持ちいいか気持ち悪いか、などの判断基準を自分で決めてしまいます。

それに沿って生活のすべてを決めていきます。まるで電気のスイッチのように!

そんなことをしていると周りから嫌われるのでは? とか、人間関係がギスギスするのでは? と思うかもしれません。

でも他人を観察してみるとそうでもないことに気づくと思います。

もともとシンプルなのか、あえてシンプルなのかはわかりませんが、なぜか好かれている人はシンプルな人が多いことに気づきます。

シンプルな人と付き合うと、自分もシンプルでいられるためストレスがかからず、自然体でいられるため好かれるのだと思います。

人間関係に疲れてきたら・・・電気のスイッチを思い出してみましょう!

スイッチ君が明日のストレスを減らしてくれると信じて・・・

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